2025/03/20

皮ふのあれこれ

マスクが手放せない季節!どうしましょう

今回は「マスクによる皮膚障害」についてお話しします。

本州ではスギ花粉がかなり多くなっています。

スギ花粉症の方はマスクを手放せない季節ですね。

今回は「不織布マスクと皮膚」についてお話しします。

そもそも「不織布」とは?

レーヨンやナイロン、ポリエステル、羊毛などの天然素材や化学繊維が原料として使用されており、これらの繊維を熱や化学的な方法で絡み合わせた素材です。

一般に販売されているマスクは2層~4層の不織布が重なっています。

不織布は花粉もウィルスもキャッチすることができる為、花粉症やウイルス感染症の予防としては優れています。

ただ、不織布マスクを長時間つければ、

通気性の悪さから息苦しさを感じやすい。

吸湿性の悪さから汗などの分泌物が皮膚の表面に残りやすく、蒸れやすい。

そして、摩擦を生じやすい点から皮膚が擦れ、皮膚のバリア機能が壊れやすい。

洗うことができないため、何度も使用することができない。清潔が保たれない。

という点があげられます。

では、マスクを長時間着けざるを得ない場合にどういうことに注意したら良いでしょうか。

まず、蒸れやすいという点については、吸湿性のある「ガーゼ」を皮膚とマスクの間に挟むと良いでしょう。

摩擦を生じやすいという点については、あまり小さいサイズのマスクを着けないようにすることや自身の顔の形に合ったマスクの形を選ぶことも大事です。

(ジャバラ式だけではなく、ダイアモンド型、立体型など。)

そして、マスクを長時間使用した場合に起こるバリア機能の低下については、

さらにバリア機能を低下させないよう、洗顔の際には石鹸の泡のみで洗い、ゴシゴシ洗いは絶対にしないようにしたり、いつもよりも保湿力の高いクリームで保湿をすることも大事です。

また、マスクをしていれば、遮光されていると思われがちですが、不織布でのマスクの遮光効果はかなり低い点も注意してください。

日焼けをしたくない方は、マスクで覆われている部位もきちんと日焼け止めを塗るようにしましょう。

「ウレタンマスク」や「ガーゼマスク」についての豆知識です。

「ウレタンマスク」は「ポリウレタン」を原料として使用しており、スポンジを薄くした感じの素材で柔らかく、伸縮性と通気性に優れ、かつ洗濯も可能なので、何度も使用が可能です。

欠点としては、ウイルスは素通りし、花粉を防ぐ効果も不織布に劣ります。

「ガーゼマスク」は木綿の糸を織り上げた布で、一枚ではかなり通気性が良いので、10層以上重ね合わせて作られています。

不織布に比べると、通気性はよく、吸湿性もあり、洗濯も可能です。

しかし、ウイルスを全てキャッチできるかと言えば、不織布に劣るということです。